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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 著者:クリス・アンダーソン | |
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どこの本屋に行っても平積みしてある話題の本。
読んでみると、「フリー」のビジネスモデルが身の回りにあふれているし、最近始まったものでもないことが分かる。
週刊ダイヤモンドも来週号で「フリー」特集をするそうで。
エッセンスは322~325ページの巻末付録につまっており、忙しい人のための『フリー』みたいになっている。
が、第16章で述べられている、よくある批判に対する反論には一度目を通しておかないと誤解をすると思う。
BLOGOSにこんな記事が載っていた。
簡単にいうと「フリー」とはいってもちゃんと別のところでコストを回収しているだろう、このタイトルがキャッチーなだけだ、という批判である。
が、「フリー」が独り歩きすることに対する懸念は本人も述べていたはずである。
売るためにつけてるタイトルに文句付けてもな、それはむしろ出版社の意図通りではないのか、という気がする。
それよりもこうしてビジネスモデルを定式化することには意味があると思う。
定式化してこそ、その定式化されたビジネスモデルを破壊するイノベーションが起きるかもしれないし。
ところで今一番気になる「フリー」は、ミスドのコーヒーお代わり自由なんですが、あれはどこからコストを回収しているんでしょう。
儲けは出ないわ回転率下がるわでメリットが無い気がするんですが。
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