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2012年7月 1日 (日)

旅行記 ~ホーチミン1~

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23日 ホーチミン

日付が変わった頃にようやくホーチミンに着いた。
中国とベトナムでは時差が1時間あるので、さて一体どのタイミングで日付が変わったのか、哲学的な問いである。
さて、ここからタクシーを捕まえてホテルまでいかないかん。
空港を出ると、ベトナムの熱気を感じる間もなくベトナム人が声をかけてくるが、こいつらに付いていってはいけないことは流石にわかる。
ベトナムのタクシーで信頼できるのはVinasunとMailinhの大手2社だけだとネルソンさんから聞いていたので、名前を頼りに探す。
タクシーは空港の前に山ほど止まっているが、先の2社の名前は見当たらないのでちょっと焦る。
が、5分ほど探すと見つけたよ、Vinasunと書かれた真っ白の車体。
ホテルの住所を見せて、ここまでいくら?と聞くと、16万ドン、と運ちゃん。
単位がでかすぎて感覚が狂うも、ネルソンさんから聞いていた値段と大差がないのでおおむね安心する。

車内では、聞き取りづらいベトナム訛りの英語と、多分聞きとりづらいであろう日本訛りの英語で会話をする。
深夜なので道はものすごく空いている。
道中、運ちゃんが、もう一度住所を見せてくれ、というので見せると、There is no hotelとか言いよる。
いやいや、そんなわけなかろう、もうカードでお金も払っとんねん。
なんか騙されてる?と心配になるが、とりあえず住所の場所には行ってくれた。
ちゃんとホテルの看板も出てるので、一安心して16万ドン払い、タクシーを降りる。
ここで、運ちゃんがThere is no hotelと言った意味に気付く。
看板が指してる方向、どう見ても人ん家やん。
この中、本当に入っていってもいいんかい。
写真を撮っていないのがもどかしい。

人ん家感あふれる建物を通り抜けると、なるほど、確かに開けた場所に出る。
が、どの建物もシャッターが閉まっている。
時刻は深夜1時30分ごろ、もうこの時点で半分泣きそう。
さっきの運ちゃんが後ろから靴音をカツンカツンと響かせてやってきて銃口を突きつけてきてもそれはそれで納得するような状況である。
飛行機を遅延させやがった南方航空に怒りをぶつけながらふとシャッターが閉まった建物を見ると、チャイムの上にホテルの名前が小さく書いてある。
チャイムを押すと、中から反応はある・・・が、なかなか出てこない。
はよ出てこんかい。
3回くらいチャイムを押すとようやくシャッターが開いて兄ちゃんが出てくる。
飛行機が遅れたせいで到着が遅れた旨をわびる。
反応を見るに、この人悪い人じゃないな、と思う。

案内された部屋は狭かったし窓も小さいのしか付いていなかったが、安い部屋だし、どうせ寝泊まりするだけなので充分である。
水もお湯もちゃんと出る。
ゴキブリとの対面を心配していたが、とりあえず到着時は大丈夫だった。
なおその後、ホテルで1匹対面することになるのだけれども。
この1年、ヤツをみていなかったのだけれど、ベトナム滞在の3日で計3匹見かけることになる。
しかもなんであんなにサイズでかいねん。

疲れている割には、慣れない環境のせいかあまり深く眠れないまま朝を迎える。
ロビーに降りて、昨日出迎えてくれた兄ちゃんに朝食をお願いする。
フランスパンとイチゴジャム、目玉焼きにスイカが出てくる。
トーストではなくフランスパンであるところが、かつてフランスと関係のあったベトナムっぽい。
その後、路上でフランスパンを売っている光景を幾度となく目にした。
スイカはあんまり甘くなかった。
ブラックコーヒーが運ばれてきたので、Do you have milk?と聞くと、コップ一杯のホットミルクが運ばれてくる。
ちゃうねん、そうやないねん。
仕方なくホットミルクをブラックコーヒーに注いで飲んだ。

ネルソンさんと会うまでにはしばらく時間があったので、ホテルの周りをぶらつくことにする。
昨日(というか今日の早朝)はまったく人気のなかったホテルの周りには、商売をする人やコーヒーをすする人などがいて、生活感であふれかえっていた。
道路に出ると、何台ものバイクが走っていく。

Img_0712_2

そういえばベトナムはバイクが移動手段としてかなりポピュラーだとべとまるで読んだんだった!(「この問題、ゼミでやったことある!」のトーンで)
昨日(というか今日の早朝)は見かけなかったのですっかり忘れていた。
大通りに出ると、バイクの密度の多さにびっくりする。

Img_0713

1車線にどんだけ詰め込んどんねん。
もうこの光景だけですでにお腹いっぱいだった。
右の方の辛ラーメンの広告のミスマッチ感が面白かったので無理やり写真にいれた。

11時ごろ、ネルソンさんと合流し、まずは中央郵便局に向かう。


ここらを見て回ったあと、タクシーを拾ってネルソンさんの生活するシェアハウスへ。
車中で、朝から抱いていた疑問をぶつけてみる。

「Vinasun(タクシー)って下の方にラインが入ってるんですか?」

昨日拾ったVinasunのタクシーは真っ白だったが、市内で走っているVinasunは、車体の下の方に赤と緑のラインが入っている。
果たして本物はラインが入っている方で、真っ白のタクシーは偽物だとか。
そう言えば昨日はメーターに133.1と表示されていた。
今なら分かるが、あれは13万3000ドンの意だ。
3万ドンくらいボられていたわけである。
日本円にして120円程度、そのくらいなら、チップと思って諦めることにする。

シェアハウスにて、ネルソンさんの同居人にしてハバタクという会社をやっている小原さんと合流する。
小原さんは最近、『ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本』を出されたそうな。
自然な流れでアフィリエイトリンクを張ることができて満足。

3人で、ローカルなレストランへ移動する。
指差しで料理を頼む。
僕は卵料理っぽい色で、カップケーキみたいな形をしたのと、トマトで煮た肉料理っぽいものを頼んだ。
卵料理っぽいヤツの方は、ネルソンさんが「たぶん地雷」と言った通りで、生ゴミみたいなにおいがするしエビの殻を砕いたようなやつが噛むたびに主張してくるので半分くらい残してしまった。
一方、トマト煮っぽいヤツはあたりだった。
トマトで煮たものに外れはないのである。

昼食後、場所を移動して茶をしばいたあと(今回の旅行の発見の1つは、関西人が自然な流れで本当にこの表現を使うということである)、統一会堂(南ベトナムの大統領府)に行くことに。
と、その前に、ネルソン氏曰く「これを見ておくとより面白い」ということで、「メコンに銃声が消える日」という30分程度のドキュメンタリーを、一旦シェアハウスに戻って視る。
今、またアマゾンアフィリエイトリンク張ろうと思ったけど、アマゾンに商品があらへんかった。

ドキュメンタリーを視て簡単にベトナムの歴史を思い出し、これから行く統一会堂のかつての姿を見たあと、一旦小原さんと別れ、ネルソンさんの運転するバイクにまたがって現在の統一会堂へ向かう。

Img_0719

ドキュメンタリーの効果は絶大だった。
現実感が全く違う。

Img_0720

ここにベトコンが戦車で無血入城したんだなあ、などなど。
大連・旅順にも旧跡がたくさんあるけど、あれらも、日露戦争のころのドキュメンタリーを見ておくと感慨が全然違うのであろう。
パッと思い浮かぶのが『坂の上の雲』くらいなのだけれど、もっと手軽に視られるのないんかな。
流石に坂の上の雲はアマゾンにあった。

統一会堂のあとは、戦争証跡博物館。
ベトナム戦争の資料が展示されている。
かなり重い。
特に、エージェント・オレンジの影響で生まれた奇形の人の写真がかなりショッキング。
この博物館の目玉は奇形児のホルマリン漬けで、怖いもの見たさで見ておきたかったが、探しているうちにけたたましくベルが鳴った。
閉館時間だから出て行けということらしい。
ああ、この展開、昨日もあったな・・・。

この後、中国のお古ばっかりのゲーセンで時間をつぶし、シェアハウスに戻って小原さんと再合流。
昼からネルソンさんと小原さんが、可愛い看板娘がいると話題にしていた、小料理屋ティティへ。
看板娘の名前をそのまま店名にしたらしい。
ティティは本当に可愛かった。
最初は3人で飲んでいたのが、1人増え、2人増え、気付けば10人越えの大所帯になっていた。
ホーチミンの日本人コミュニティすげえ!

~続く~

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