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2012年8月26日 (日)

Lang-8にありがちなこと

これまでにも何度か話題に出したことがありますがLang-8という外国語学習用のSNSがあります。
外国語で文章を書くとその母語話者が添削してくれるという優れモノです。
知名度が特別に高いとはいえないかもしれないけれども、外国語学習者にはぜひとも使ってもらいたいと、私はこのように考えています。

しかし、何事にもメリットとデメリットがあるものです。
メリットとともにデメリットをも同時にお伝えすることこそが真摯な態度でありますし、結果として多くの人に使ってもらえるのではないでしょうか。
メリットについては私が書いたことがありますし、Google先生に聞いてみたらごろごろ出てくると思います。
今回は、デメリットの面に触れてみたいと思います。
Lang-8によくあるトラブルを紹介することで、皆様が過度の不安を感じることなくLang-8を始められるならばこれに勝る喜びはございません。
題してLang-8によくいるこんな人。
それではどうぞ。

  1. 自分の趣味で添削してくる人
  2. 添削してくれるのがいくらネイティブといえどもやはり素人。
    言語の専門家ではないので「こういう表現が自然なんだ」との錦の御旗のもとに、文法的ではなく感覚的な添削をしてくる人がいます。
    日本人の添削を見ると、「なんでそれを直すかなあ」と思うことがあります。
    自然な表現にするというのは大事なことなんですが、多用すると言語に対する拒絶反応を生みかねません。
    できるだけ間違いだと言う根拠を説明できるようにしておきたいものです。
    もちろん、「上手く説明できないけどこうするのが自然だと思うなあ」と思うことはありますが、そのときはその旨をコメントするのが親切ってもんです。

    私は、なぜ修正されたのかよくわからないときは添削者に質問するようにしています。
    多分、こいつめんどくせえ、と思われますが、それでも。

  3. 勘で添削してくる人

  4. 添削するときに、この文章、ちょっと何が言いたいのかよくわかんないなあ、と思うことがあります。
    そんなとき、大体こんなことが言いたいんだろうなあ、と勘で添削する人がいますが、よろしくないと思います。
    いやまあ勘と言うか、実際には文脈とかを考慮に入れながら添削するんでしょうが。
    なぜよろしくないかというと、書き手にとってためになりにくいからです。
    往々にしてわけのわからない表現と言うのは「英語のこういう表現を日本語にして見た結果こうなった」と言う類のものです。
    これを勘で直すと、その場では文脈にぴったりの文が出来上がっても、以降の応用が利きにくいです。
    「ここはよくわからないのだけど、どう言いたいの?」あるいは「こう直してみたけど実際はどうなの?」とコメントするのが親切かと思います。
    そう言えば、昔、日本人が勘でした添削に対して中国人が「まさにこういう表現がしたかったんです!」と返事をしていて、思わずのけぞったことがあります。
    いやいやウソやろー。

    なお、最近、母語で書く機能が付きました
    あらかじめ母語で書いておくと、「わからへんのやけど」というやりとりを発生させる手間が省けて便利です。
    それでも母語を読まずに勘で添削してくる人はいますが。
    いやもちろん添削者が日本語学習者でないとか、原文の意味がよくわからなかったとか、いろいろ事情はあると思いますが、ねえ。

    一番つらいのは、文章中でボケた部分を、意味がわからない、と修正されることです。
    ボケの意図を説明するのってものすごく悲しいんですよ。

  5. フレンドの申請をくれたはいいものの、その後、日記を書く気配がないし、添削もしてくれない人

  6. 外国語で日記を書くのってしんどいですからね。
    全く書かないとは言わないまでも、数ポストしただけで心が折れたと見受けられる方は山ほどいます。
    SNSの性質がこういうものですので、アクティブユーザとそうでないユーザーの比率が他のSNSと比べて極端であることは想像に難くないです。
    Lang-8に限らず、何らかの学習サービスと言うのは死屍累々の非アクティブユーザを生みだすことで成り立っているとも言えますし。
    運営側が経営判断として何らかの手を打つべきかどうかはともかくとして、最終的には学習者の問題だからなあ。

    ちょっと前に人人网という中国版Facebookと言えるSNSでLang-8を紹介するエントリーが話題になったらしく、中国人ユーザが急増した時期があります。
    その頃に私にもたくさんフレンド申請が来ましたが、その頃にフレンドになったユーザは現在ほとんど息をしていません。

    フレンドを増やそうと思ったときには、日記を書き始めた時期と現在も続けているかどうかを見ておくとよいと思います。
    もちろん長くやっていてかつ現在も続けている人ほど添削してくれやすいです。
    まあそういう打算で動きたくはないですが。

  7. 多分、あまり真剣に勉強する気がない人

  8. Lang-8の中にはめちゃくちゃ熱心に勉強している人がいれば、趣味程度にやっているぐらいの熱意度の人もいます。
    後者を否定する気はないですが、同じような間違いを何度もされると、ねえ。
    いや別にいいんだけどもさあ、ねえ。
    この人は趣味程度みたいだからあまり添削しないでおこう、とか考えてると、そういう人に限って私の文章を添削してくれたりして心が痛みます。

  9. 簡体字で書いた文章を繁体字で添削してくる人

  10. 多分、本人は悪気がないんでしょうけどね。
    台湾か香港の人にも見てもらえてそりゃうれしいですよ。
    でもですね、日本人にとっては全然違うわけですよ。
    そこのところ、ちょっと分かってほしいな(上目づかいで)。

    英語学習者にはよくわからないかと思いますが、なぜか添削されたアルファベットにウムラウトがついてる、とかいうのを想像していただけるとややわかるかと思います。

  11. 本当は30代男性なのに10代女性の振りをして日記を書く人

  12. どこのSNSにもいるので多分Lang-8にもいることでしょう。
    男性より女性の方が添削が付きそうではありますが、嘘をつくのはあまり好ましい行為ではありません。
    女性らしく、「友達とネイルサロンに行ったよ、キャピ☆」みたいな日記を写真付きでアップしていても、顔文字の使い方など所々で違和感を感じたりします。
    そういう人には干支を聞くとボロを出します。
    あれー、なんでプロフィールには18歳って書いてあるのに、辰年なのかなー?

  13. 憲法9条の解釈について英語で書いてみたところ、論争を吹っかけてくるハーバード大学の教授

  14. 憲法9条は集団的自衛権の行使を容認しているか否か。
    定期的に話題になっては忘れ去られますね。
    これについて英語で書くと、ハーバード大学ロースクールの教授に論争を吹っかけられて面倒になることがあります。
    日本政府の見解はずっと「所有はしていても行使はできない」だったではないか、と、まあ当然の反論です。

    実際のところ、この手のガチな話題をポストしても添削されにくいです。
    これは本当です。

    ちょっと違った理由で、中国語で野球の話題を扱っても添削がつきにくいです。
    だってどマイナーなスポーツですもん。

  15. ユーザへのお知らせを英語でポストしたところ、ユーザからの添削でびっしり埋まるスタッフアカウント

  16. これはご本人がネタにしていました
    まあ、ご本人は日本語ネイティブで、英語勉強中だそうですからね。
    しかし日本語が添削されていた時には爆笑しました。

とつらつらと思うところを挙げてみました。
何度も言いますが、Lang-8は外国語を学習するのにとても良いサービスですので、是非使ってみてくださいね。
プレミアム会員になったり、寄付をしたりすると喜洋洋CEOが喜ぶと思います。
私は10ドルだけ寄付しました。
いや、ほんとうはガツンと100ドルくらい寄付したいんですよ・・・。

それではHave a nice lang-8 days!




~おまけ~

Photo

中国語のページについてるGoogleアドセンス、よくこういう出会い系っぽいの出してきますよね。
いいのかGoogle。





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