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2017年1月30日 (月)

【ゲーム紹介】客家円楼

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出版:EmperorS4
デザイナー:Eros Lin、Zong-Ger
プレー人数:2~5人
プレー時間:60~90分
ゲーム概要:
円楼とは、客家の伝統建築「土楼」の一種である。
このゲームでは、プレーヤーは一族の長となり、家族の成員を働かせて栄誉点を集める。
栄誉点をもっとも多く獲得したプレーヤーが勝利だ。



現在の中国南部や台湾、東南アジアなどに「客家」と呼ばれる人々がいます。
この客家のうち、福建省の山間部に住む人々は「土楼」と呼ばれる大きな集合住宅に住んでいます。
上から見ると円形または四角形で、中心部が空洞になっているという独特な形をしています。
円形のものを「円楼」、四角形のものを「方楼」と呼びます。

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山の中にあり、かなり大きく、かつ形状が特殊なため、米中国交正常化前のアメリカが衛星写真でこれを発見して、
中国のミサイル基地だと誤認したという話もあります。

Wp_000312 ↑大きな円楼 下から見るとこんなサイズ感
Wp_000293 ↑こちらは方楼 周辺部が居住区になっており、中央部は空洞になっているのだ

一部の土楼は観光用に開放されていますが、それでも人が住んだままというのが面白いところです(上の写真にもよく見ると洗濯物が写っている)。
住民が観光客向けにお土産を売っていたり、上階に行こうとすると階段で通行料を請求してきたりと、たくましい商魂が感じられます
(しかも通行料は1階から2階に上がるときに払ったと思ったら、2階から3階でまた取られるのだ!なんでや!)。
異文化感と周辺のきれいな自然が堪能できるので、福建の旅行スポットの中ではかなりオススメです。
山の中にあるので、1日がかりの旅行になってしまうのがネックではあるのですが。

さて、その土楼をモチーフにしたゲームが『客家円楼』です。
プレー中の風景はこんな感じ。

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各プレーヤーが2個ずつ持っている家族長コマのどちらかを時計回りに動かし、
移動先にある部屋のアクションを実行するというのが、自分の手番に取れる主な行動です。
なお、ボード上の部屋には「銀行」や「卸売市場」などが用意されていますが、実際の土楼は居住用の建物なので、商業用の部屋は限られているはずです。

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特殊なコンポーネントが用意された「ほこら」と呼ばれるこの場所に戻ってくると、「参拝」という特殊な処理が発生し、点数が入ったりします。
参拝が規定の回数発生するとゲーム終了。

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このゲームのリソース、貨幣とキューブ。
キューブは赤が果物、緑が茶葉、青が青磁で、黄色は任意の資源に代替できる黄金。

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リソースはアクションによって他のリソースや栄誉点に変えられるほか、このような注文の達成にも使えます。
注文を達成すると、栄誉点と特殊効果が手に入ります。

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護身符は種類を集めるほど、ゲーム終了時に得られる点数が増えますが、獲得ルートは限られており、高得点は簡単ではありません。

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達人カードは特殊効果が得られるほか、一部のものは使用後に護身符に変わります。
強力な効果のものをバンバン使いたいところですが、護身符になるものは効果が弱いため、悩みどころです。

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個人ボードと助手。
助手は円楼内に派遣してアクションを強化するのに使ったり、建物の外にいる商隊に派遣して参拝に備えたりすることができます。

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商隊は建物外に4か所ある集落をグルグルと回ります。
参拝のときには1か所の集落を選び、自分の助手を帰省させます。
参拝に使う助手が多いほど高得点を取りやすくなるため、できれば1か所の集落に固めたいところですが、
商隊はコロコロと場所を変えてしまうため、そううまくは行きません。



ゲームの中心はアクションの選択です。
注文、参拝、リソースを得点化できる部屋など、数ある得点要素を組み合わせて効率的に点を取ることが求められます。
また、各部屋には家族長が1人しかいられないため、同時に相手をブロックすることも考える必要があります。
思うような行動を取れないことはよくありますが、リソースを集めたりして準備を整え、高得点につなげられると爽快です。
毎回のゲームで部屋のタイルが入れ替わるため、効果的な戦術も毎回変わるという点で、何度か遊びたくなるようになっています。
なお、5人プレーのときは1人1個しか家族長コマを持たないため、4人プレーのときと比べてボードが広く感じます。
私はよりストレスフルな4人プレーのときの方が好みです。

一部の部屋は説明書の記述が不充分ですが、BGGに補足があります。
https://boardgamegeek.com/thread/1671069/markets-how-do-they-work-many-questions

Wp_20170130_14_57_32_pro ↑プレーヤーごとに異なる姓が個人ボードに描かれている 黄色は黄氏

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