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2017年5月 1日 (月)

ゲームマーケット2017春に出展するSHADOWについて知っていること

今月開催されるゲームマーケット(GM)2017春に、上海ボードゲームデザイナー協会(SHADOW)という団体が出展します。
私も何度かSHADOWの活動に参加したことがありまして、ぼちぼちゲームの情報が出てきたりもしているので、ちょっと紹介したいと思います。

SHADOWは昨年くらいに上海のHalifa氏が組織したデザイナー団体で、ほぼ毎週末に上海でテストプレー会を開催しています。
昨年末にはオリジナルゲームコンテストを開催し、中国全土から投稿作品を募っておりましたが、その際に公報や審査の面で中華圏の主要ボードゲームメディアやショップの協力を仰ぐなど、かなりフットワーク軽く動いている印象です。
この記事この記事で書いていた通り、中国ではデザイナー間の連携が取りづらいことが長らく課題となっていました。
そのため、このような定期的に活動できる団体の登場は、中国のオリジナルボードゲーム創作環境にとってターニングポイントになるのではないかという感じがしています。

また、SHADOWには台湾の実績あるボードゲーム団体の1人が立ち上げ当初から関わっています。
ボードゲームを作り上げた経験のあるデザイナーが全体的に少ないことがネックとなっている中で、ディベロップのノウハウを持つメンバーの参加は相当貴重なのではないでしょうか。

GMに出展するゲームとして、現在『極地大冒険(Polar Adventures)』と『戦場』の2作がGM公式サイトで発表されていますが、この他にも数点用意するとの話を聞いています。

以上の2作は私も体験させてもらったことがありまして、『極地大冒険』はパーティー寄りのブラフゲームという趣です。
こちらは冒頭で触れたゲームコンテストの「最佳版図(最優秀ボードゲーム)」賞受賞作品です。

一方の『戦場』は強さと特殊効果がことなるユニットを駆使する2人用対戦ゲーム。
こちらは8年前のCGBDCというゲームコンテストでHalifaが受賞した作品とのことですが、コンテストの権威のほどはよくわかりません。
なんでも中国国内最初期に開催されたコンテストで、北京の一部ショップや台湾の呉達徳氏(『火牛陣』というゲームのデザイナー)などが主催して過去2回開催しているのだとか。

どちらのゲームも会場で販売するのは簡易版と聞いています。
あと、記事を読む限りルールの翻訳品質にかなり疑問が残りますがどうなんでしょうね。

初出展であることや、団体の公式日本語名称が表記揺れしている(!)など不安要素はいろいろあるのですが、
数年前の台湾ボードゲームデザインに続いて黒船的存在になれるかなど、今回の注目ポイントとしていただけたらと思います。

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