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2017年9月 2日 (土)

中国最大のボードゲーム展示会 北京Dice Conレポート

Wp_20170826_15_43_52_pro_2 ↑Dice Conとは特に関係ない故宮の写真

8/25(金)~27(日)の3日間、北京でDice Conというボードゲーム展示イベントが開催されました。
このイベントは、現在では唯一の、中国大陸で定期的に開催されているボードゲーム展示会です。
毎年この時期に開催されており、今年で3回目です。
Diceというボードゲームのウェブメディアが主催しています。

8/25(金)はB to Bデーで、業界関係者やメディア、VIPチケット購入者に向けて講演会などが開催されます。
8/26(土)と8/27(日)がイベントのメインで、一般来場者向けにボードゲームの展示・試遊・販売などが行われます。
私は3日目の8/27に行ってきました。

↑ふじわらさんほか数人と行動した。入口のいい写真を撮り忘れたので拝借。

Wp_ss_20170824_0002_2 ↑Dice Conの入場管理は電子チケット方式。事前にオンラインで電子チケットを購入しておくと、会場で紙の入場券と交換してもらえる。

1499678188343756公式ページの出展者一覧。中国大陸のほか、台湾や香港のショップ・メーカーも出展。

会場に入るとまず目に入るのがスワンパンアジア(台湾)のブースで、入口左手に広い販売スペースを確保していました。
このほか、中国に支社を持つAsmodeeや、中国ボードゲームブームの火付け役となった遊卡桌遊も広めの面積を確保して目立っていました。

Wp_20170827_09_41_09_pro_2 ↑アジア圏のボードゲームイベントでは必ず名前を見られるスワンパンアジア。

Wp_20170827_09_41_41_pro_2 ↑上海に支社があるAsmodee。

Wp_20170827_09_34_09_pro_2 ↑『三国殺』で有名な遊卡桌遊。『BANG!』のパクリというイメージが強すぎて国際的なイベントではもはやお目にかかれない気がするが、中国国内ではいまだに存在感を発揮。最近は「謀殺之謎」というミステリー系のLARPのシリーズを展開している。

ブース面積ではどうしても大手が目立つ中で健闘していたのが成都の盒中閃電。
昨年のDice Conでは、ホッキョクグマを助ける協力ゲーム『拯救北極熊』で「華人原創設計奨(華人オリジナルデザイン賞)」を受賞しました。
今年は会場入口右手、スワンパンアジアの対面という恵まれた立地を確保して、新作ゲームを出展していました。
展示していたのは、同名の小説からライセンスを取得した『古董局中局』や、中国ではまだ珍しい重めのユーロゲーム『海洋公園』など。
なお、『拯救北極熊』はTwo Plus(台湾)より出版されるそうです。

Wp_20170827_13_11_24_pro_2 ↑盒中閃電の『海洋公園』。展示用の魚を買って水族館を経営するというゲーム。リソース管理がシビアなユーロゲーム。エサの管理や魚の特殊効果など、考えることは複数あるが、流れはわかりやすい。ふじわらさんと2ラウンドくらい体験するつもりが、結局最後までやってしまった。

Dice Conの最大の特徴は、やはり中国のボードゲームが体験できることでしょう。
中国のボードゲーム開発は台湾や日本に比べるとずいぶん遅れていますが、
近年のDice Con定期開催などで活発になりつつある印象があります。
面白いゲームは私がそのうちゲームマーケットで訳付き販売でもできればとなんとなく考えていますが、
日本にどのくらい需要があるのでしょうか。
気になるゲームがあったら教えてください。

Wp_20170827_15_55_02_pro_2 ↑飛騰無限(北京)の『十万次相親(10万回のお見合い)』。キミのこういうところが好きなんだ!と言いながら愛を告白するというキャッチーなテーマのゲーム。デザイナーの水水は漫画家で、同名のマンガも描いている。

Wp_20170827_15_51_17_pro_2 ↑同じく飛騰無限の水水がデザインした『士農工商』。こちらは戦略的な競りゲーム。現在クラウドファンディング中

Wp_20170827_10_54_06_pro_2 ↑中国大陸のボードゲームとしては初めてキックスターターで目標額を成功したという『Nectar』。軽めのパズルゲーム。デザイナーの新茂がイラストも担当している。

また、Dice Conには電子ゲームやTCGのブースも出展されており、今年はブシロードがブースを出していました。

Wp_20170827_09_37_47_pro_2

まだ来場者数などの統計は発表されていませんが、
参加者の感想では昨年(約7,000人)より増えたという意見が多く見られます。
回を重ねるごとに問題点も少しずつ解消されているようです。
私は今回初めて行きましたが、特に大きな不満はありませんでした(ネットユーザーや出展者の間では、地下エリアへの導線がわかりにくいという意見が散見されました)。
出展者も来場者も中華圏からが主体で、かなり国際化された日本のゲームマーケットと比べると、まだまだ国内向けのイベントという感じです。
今後の展開はひとえに中国のオリジナルゲームがどう発展するかにかかっているでしょう。
中国のボードゲームに注目している日本人なんぞ5人いればいい方だと思いますが、
私は今後も5人のうちの1人として注目していきたいと思っております。

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コメント

百度貼吧の桌游吧に投稿された写真付きレポートへのリンクをば。
https://tieba.baidu.com/p/5290240745
https://tieba.baidu.com/p/5290437043
https://tieba.baidu.com/p/5290619636
https://tieba.baidu.com/p/5292251594
https://tieba.baidu.com/p/5292256523
https://tieba.baidu.com/p/5292683135
https://tieba.baidu.com/p/5292819491
https://tieba.baidu.com/p/5293531683
https://tieba.baidu.com/p/5293916778
https://tieba.baidu.com/p/5296262793

>>田村さま
補足ありがとうございます!

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