ミステリー系RPG『王府百年』会レポート
最近中国で流行っているゲームジャンルのひとつに、「謀殺之謎(Murder Mystery Game)」というものがあります。
事前に殺人事件のシナリオが用意されており、協力して事件の犯人を捜すのが主な目的となります。
シナリオが決められているため、一生で1回しかプレーできないのが特徴です。
ネット掲示板でAsmodeeの『Death Wears White』が話題になったのがブームの発端だと思いますが、
それから大手のヨカゲームズ(遊卡卓遊、Yoka Games)やその他のパブリッシャーが参入して一大ジャンルとなっています。
もともと中国には「大学生が比較的大人数で集まってゲームカフェでわいわいやるゲーム」枠といえるものがあり、
その枠のゲームは『天黒請閉眼』(人狼の亜種、バラエティ番組から流行った)→『三国殺』→「人狼」と変遷してきたのですが、
人狼ブームが落ち着いたところでこのマーダー・ミステリーが取って代わったという状況だと私は認識しています。